2025年09月17日

【パークセンター】オニバス成長記録2025

こんにちはアクアワールド水郷パークセンターです。

夏休みの時期は終わりましたが、9月中旬に差し掛かりましたが残暑厳しい日が続いております。
7/19〜8/31までの『わくわく体験まつり』期間中には暑い中、ご来園いただき誠にありがとうございました。

パークセンターの夏の風物詩のひとつであるオニバスが、今年も皆様にご覧いただけます。
9/17現在ご覧いただけるオニバスの株数は10株ほどで、花の数は42輪です。今年は少し遅めですが、9月に入ってから咲きそろってきました。

下記に、2025年のオニバスの成長記録をまとめてみました。

《オニバスの特徴等》
・オニバスは、名前にハスとありますが、ハスの仲間ではなくスイレン科の一年草です。
・オニバスの生育期間は5月頃〜10月頃で、大きな葉っぱを作った後、水面に花が見られるようになり、やがて種を作って枯れます。
・オニバスの名前の由来は鬼のようにとげとげしく、葉っぱや花、茎にいたるまでとげで覆われているからと云われています。(枕草子にも登場している植物です。)
・夏の時期に、各所で行われるイベントでは、へりの部分が上がっている外国産のオオオニバスに子供などが乗っているものが知られていますが、日本のオニバスは葉っぱが薄くトゲにおおわれているため乗れません。
・オニバスの花が見ごろとなる時期は、天候や水温に左右されることもありますが、平均的には8月中旬頃〜9月中旬頃です。
・オニバスには2種類の花が咲き、水面上で見られて3〜4日開いたり閉じたりを繰り返す、紫色の花びらの『開放花』と水中にあり花が開かずに、自家受粉で種を作る『閉鎖花』があります。水面上で見られる『開放花』は昼頃まで開いているものがご覧になれます。
(よくある質問ですが、オニバスの花はそれほど大きくありません。花の開き具合もそれほど大きくなく、15時頃には完全に閉じます。また、たくさんの雨が降り水位が上がって花が水没すると開かなくなり、見られないこともあります。)

《オニバスの成長記録》

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種から発芽した葉は最初矢じり型をしていますが、成長していく段階でU字形に変わっていきます。(5月中旬頃)

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水底から茎をのばして、水面にU字形の葉っぱが浮いてきます。(5月中旬頃)

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やがてU字形の葉っぱは大きくなり段々と切れ込みの部分が引っ付いてきて丸くなってきます。(6月中旬頃)
その頃にはいろいろな形や大きさの葉っぱが増えて水面は賑やかになってきます。
この時期は茎がとても細いため、アカミミガメやジャンボタニシの食害に遭いやすいため、ネットで囲って育成を進めます。

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2025年は、育成は順調だったのですが7/14に大雨が降り、その水がネットの上を越えてしまいアカミミガメの食害に遭いほぼ茎が切られましたが幸いにも1〜2株残りました。その後他の場所で育成していたオニバスの苗を池に移動しました。(7月中旬頃)

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池の中央部分にわずかに残った株がその後大きくなり、8/1に2025年の最初の開花がみられました。(8月1日)

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移動した株も天候に恵まれ、順調に成長して開花がみられるようになりました。(9月2日頃)

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葉っぱも大きくなり花の数も増えてきました。(9月6日)

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花も大きく立ち上がるようになり葉っぱを突き破って咲く花も多く見られるようになりました。(9月17日)

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今年の開花数も順調に進み、42輪となりました。水中で種を作る閉鎖花も見られるようになりました。(9月17日)

オニバスは、本州の福島〜九州までの低湿地に生えている植物ですが、開発や環境の変化により現在は、絶滅危惧種U類(環境省指定)です。
岐阜県では絶滅危惧種T類に指定され、パークセンターでしかご覧いただけません。
オニバスは、暑さには強い植物ですので、9月中は開放花をご覧いただけると思われますが、季節が進み水温が下がってくると花の時期が終わってしまうこともありますのでお早めにご覧ください。

残暑はまだまだ厳しいですが、夕方頃になると涼しい風が吹いてくるようになりました。
堀田の稲も実ってきて、ヒガンバナも見られるようになってきました。
園内ではセミの鳴き声が徐々に聞こえなくなって、秋の虫の音色が秋を感じさせてくれます。
熱中症対策もお願いいたします。

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posted by 木曽三川公園スタッフ at 13:43| パークセンター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする