こんにちは!広報特派員Aです🙋
たまに公園を抜け出して周辺地域の魅力スポットをご紹介するおさんぽブログ、第三回目をお届けします。
たまに公園を抜け出して周辺地域の魅力スポットをご紹介するおさんぽブログ、第三回目をお届けします。
海津市の南端に位置する木曽三川公園センターの前には、長良川と揖斐川をへだてる堤防が長く続いていて、多くの松が生い茂っています。
展望タワーから一望できるこの景色、見たことのある方も多いのではないでしょうか。
今回は、この千本松原(油島千本松締切堤)をご紹介します!
展望タワーから一望できるこの景色、見たことのある方も多いのではないでしょうか。
今回は、この千本松原(油島千本松締切堤)をご紹介します!
今回ご紹介する場所はこちら
まずは、治水神社でお詣り。
木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川が流れるこの地域は、三つの川が複雑に合流・分流を繰り返す地形であったことから大雨が降るとしばしば氾濫し、古くから水害に悩まされてきました。
江戸時代、徳川幕府が薩摩藩に命じたことで堤防工事が始まりましたが、工事の途中にも水害頻発、疫病蔓延など、なかなか難航したようです。多くの費用と犠牲者を出し、1年以上もの歳月をかけて工事は完了したと伝えられています。
この治水神社は、宝暦治水事業の功績を讃えて建立されました。御祭神である治水事業の責任者・平田靱負をはじめ、犠牲となった多くの人々を慰霊しています。
境内には、薩摩義士の像や伊藤光好胸像も設置されています。
桜島の溶岩が土台の薩摩藩士像は、鹿児島ライオンズクラブ結成20周年を記念してつくらたそうです。
岐阜県と鹿児島県は姉妹県盟約を、さらに海津市と霧島市は友好提携を結んでいます。
宝暦治水を縁に姉妹都市となったようですね✨
桜島の溶岩が土台の薩摩藩士像は、鹿児島ライオンズクラブ結成20周年を記念してつくらたそうです。
岐阜県と鹿児島県は姉妹県盟約を、さらに海津市と霧島市は友好提携を結んでいます。
宝暦治水を縁に姉妹都市となったようですね✨
伊藤光好氏は前海津町長として様々な事業に尽力され、宝暦治水の語り部としても広く知られている人物なのだそうです。
木曽三川公園にも深く関わりのある方で、輪中地帯独特の水郷景観を一望できる施設として、展望タワー建設に大変ご尽力いただきました。
ヘリコプターで千本松原上空を旋回し、眺望に程よい高さを調べた上で、65m(展望階56m)のタワーが建設されています。
木曽三川公園にも深く関わりのある方で、輪中地帯独特の水郷景観を一望できる施設として、展望タワー建設に大変ご尽力いただきました。
ヘリコプターで千本松原上空を旋回し、眺望に程よい高さを調べた上で、65m(展望階56m)のタワーが建設されています。
展望タワーからの眺望は、計算があってこその絶景だったのです、、、!!
まだまだ知らないことばかりで、新しい学びがたくさん📝
まだまだ知らないことばかりで、新しい学びがたくさん📝
治水神社の先には、約1kmにわたって約1000本の日向松が植えられた千本松原(油島千本松締切堤)が広がっています。国の史跡にも指定されている、岐阜県の「千本松原県立自然公園」です。
これらの松は宝暦治水工事終了後、薩摩藩士たちによって植えられたのだそうです。
たくさんの松に囲まれて、木漏れ日の中をゆったり散歩することができます。
鳥たちのさえずりもにぎやか♪
これらの松は宝暦治水工事終了後、薩摩藩士たちによって植えられたのだそうです。
たくさんの松に囲まれて、木漏れ日の中をゆったり散歩することができます。
鳥たちのさえずりもにぎやか♪
視界が開けると、揖斐川の流れや、その奥には養老山脈を望むこともできます。
この日は山の方に霧がかかっていましたが、そんな景色も幻想的。
そして、冬の渡り鳥・ヒドリガモの家族がみんなそろってお出かけのようでした
まっすぐまっすぐ歩いていくと、15分ほどで最南端に到着。
ここでは宝暦治水之碑や近代治水百年記念碑を見ることができます。
記念碑には平田靱負とヨハネス・デレーケのレリーフがありました。
ヨハネス・デレーケ氏は、第一回目のおさんぽブログでも紹介した治水の恩人です。
近代土木技術を取り入れた工事により木曽三川を分流させました。
平田靱負は宝暦治水工事の際の責任者であり、莫大な借金など、藩への負担の責任をとって工事終了後自ら命を絶ったとされる薩摩藩士です。
現在の木曽三川の豊かな流れは、この二人の偉人なしには語れません。
偉人たちの指揮、当時の人々の命がけの努力のおかげで現在があるのですね✨
偉人たちの指揮、当時の人々の命がけの努力のおかげで現在があるのですね✨
このように、油島千本松原は治水工事の歴史を学び、こめられた思いを偲ぶことができる場所です。
歴史に思いをはせながら、ぜひゆったりと散策してみてください。
今回ご紹介した千本松原は、木曽三川公園センターの展望タワーから一望できます。360度の眺望をお楽しみいただけますので、歴史散策の際はぜひ公園にもお立ち寄りください。
以上、第三回目のおさんぽブログでした🙌
以上、第三回目のおさんぽブログでした🙌