こんにちはアクアワールド水郷パークセンターです。

太陰暦では芒種(ぼうしゅ)といわれ、この時期に稲や麦などのタネを蒔く時期と云われています。🌾
そしてこの頃から梅雨入りする事がおおいです。
東海地方では、昨年5月に梅雨入りしましたが、今年はまだ梅雨入り宣言はされていませんが、そろそろ梅雨入りかなと思います。


園内のアジサイも少しづつ増えて咲いてきました。
パークセンターでは季節や旬をテーマにした自然体験を行っています。
・5/21と5/29には、自然体験『田舟にのろう』を行いました。

パークセンターのある海津は、昭和40年代前半頃まで堀田と呼ばれる水路を使った田や畑がありました。
その水路の交通手段として用いられたのが田舟といわれる木で出来た舟です。
この田舟は、いまでいう自動車などの代りに使われており、収穫した作物や肥料、耕すための道具や牛や馬も載せていました。
また田舟は生活の一部であり、お弁当を食べたり、赤ちゃんをのせて堀田に行ったり、子供たちは田舟の上から釣りをし、水路を泳いだりといった事もしていたそうです。
自然体験では、田舟を操船する船頭さんからも、子供の頃のお話しをお聞きしました。


水面から風車や公園を見られるのは田舟ならではです。(5/21)

舟の上からゆったりと水面の景色を楽しみました。(5/29)
この自然体験ではゆったりとした田舟に乗って、旬の植物や昆虫などの紹介や海津の歴史やパークセンターのランドマークである風車、義呂池などを巡り水路を通してパークセンターの魅力を、水辺のガードツアーで感じて頂くというものでした。
春と秋に行っている田舟の乗船体験でも、田舟でパークセンターの水辺からの散策が出来ます。(こちらはHPなどで日程をご確認下さい。)

・6/5には、自然体験『みょうがぼちを作ろう』を行いました。

みょうがぼちは、岐阜美濃中西部〜西部や近郊の地方で見られる初夏の旬の郷土菓子です。
みょうが「ぼち」とは、方言でみょうが「もち」がなまったもので団子の意味です。
もち米が原料ではなく生地に小麦粉を使い、そら豆餡(小豆餡を使う場合もあります。)を包み、みょうがの葉でくるみ、蒸しあげて食べる菓子で、この時期に採れる小麦やそら豆、みょうがを使い、農繁期である初夏に、農作業の合間に作られていました。
自然体験では、ご家族での参加、昔食べた事があるので懐かしくなって参加された方など、楽しんで旬のみょうがぼち作りを体験しました。


この時期ならではの旬な郷土菓子づくりを体験しました。

皆さんなかなか上手に作っていました。美味しくできました。

生地をねかしている間にベジタブルガーデンに行き、みょうがの葉っぱを見ました。
・6/11(土)には、5/14に田植えをした体験堀田のもち米の苗も順調に育ってきていますので、草取り、整備を行い、その後堀田での生き物観察を行います。堀田に住む生き物たちに出会える絶好のチャンスですよ。

草取りでは、昔ながらの草取りの道具も使います。
パークセンターでは毎月『ままず調査団』という観察会を行っていますが、6/11は、また違った観察会として体験して頂けますよ。
(生き物の持ち帰りは出来ません。)
◎自然体験『堀田の草取り隊・生き物観察会付き』13:30〜 参加費100円 定員20名(雨天中止、中止の場合は前日までに連絡)
持ち物 マスク、水筒、帽子、着替え(泥で汚れる事も事もあります。)、ウォーターシューズ、長靴(汚れても良い履きなれた運動靴など)
(詳しくは、HPをご覧になりパークセンターにお問合せ下さい。)

堀田の整備を進めながら、どんな生き物に会えるか楽しみですね。
こうした伝統的な自然体験を通して、知恵や工夫などに触れる事で発見や気づきがあるかもしれません。
パークセンターでは様々な自然体験をこれからも行っていきますので、詳しくはHP、パークセンターにお問い合わせ下さい。
(引き続き、イベントは感染症対策を行って開催します。)
パークセンターの夏の風物詩のひとつオニバスも少しずつ葉が増えてきています。

(今年も少し食害にあった為、保全しながら育成をしています。)
今後の育成の状況もブログでお知らせしていきたいと思います。

U字型の小さな葉っぱがいくつか水面に浮いています。
園内も季節の移り変わりと共に、夏仕様に移り変わってきました。
熱中症対策、こまめな手指の洗浄、健康チェックなどの感染症対策を行って頂きお越しください。
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