こんにちは、自然発見館です。
さて、昨日3月16日に、発見館で展示飼育しておりました春の女神ギフチョウがようやく羽化いたしました!

残念ながら羽が伸びきらなかったようですが、枝にとまって休んだり、歩き回ったりと元気な様子でほっとしました。
色合いも姿も美しいギフチョウは「スプリング・エフェメラル」と呼ばれる生き物の一つです。
「スプリング・エフェメラル」とは、早春のごく短い期間の間のみ姿を現す生き物を指す言葉で、日本語に訳すと「春の儚い命」や「春の妖精」というような意味になります。
ギフチョウの他、カタクリやニリンソウ、セツブンソウなどの早春を代表する花々もスプリング・エフェメラルの一員です。

ふさふさとした体毛も、寒暖差が激しい早春に適応した姿なのでしょうか、他の蝶にはなかなか見られない特徴で面白いですね!
ギフチョウは1年しかない寿命のうち、約10か月もの間を蛹で過ごしています。
まだまだ、眠っている子も何頭かいますが、よそのギフチョウの報告を聞いていると、そろそろ目覚めの時期が来そうな予感!
今週末はもしかしたら羽化の瞬間を見ることができるかも?ぜひ、発見館のギフチョウに会いに遊びに来てくださいね!