こんにちは、自然発見館です!
じめじめとした雨が続き、すこーし気分が落ち込んでる方もいるかもしれません。
しかし、ここ木曽川水園では連日の雨にお祭り騒ぎの生き物がいる様子。
そう、キノコです!!
いま木曽川水園では右を向けばきのこ!左を向けばきのこ!上を見ても下を見てもきのこ!!!とまさにお祭り状態!
以前からキノコがたくさん生えているなぁとは思っていたのですが、梅雨時期ということもあり「まってました!」とばかりにキノコがポコポコと顔を出しています。
名前が分かりづらく、ちょっぴり馴染みのない子が多いキノコの仲間ですが、今日はその中の一部を紹介したいと思います。
まず先陣を切るのは、皆さんご存知、きくらげ!
実は木曽川水園や河の森などいたるところにモリモリ生えています。
雨の日や雨の次の日にはみずみずしくプルプルした姿を見ることができますが、すぐに萎れてしまい目立たなくなってしまいます。
次は真っ赤な色がキュートなトガリベニヤマタケ。
蝋細工のように透き通った赤と、縁の黄色みがとても可愛らしい、童話に出てきそうなキノコです。
今は木曽川水園上流部垂水の沢付近で観察できます。
そして苔の上に突如現れるパンケーキこと、イグチ科のキノコ。
調べてみましたが、残念ながら名前はわからず…(アワタケっぽいです)
イグチの仲間にはポルチーニ(ヤマドリタケ)などイタリアでよく料理に用いられるキノコがあり、おいしいキノコが多いため、キノコ狩りでは人気者です。
裏はスポンジ状。これまたパンケーキのようです。
木曽川水園では梅林周辺に多く見られます。
こちらはぷりぷりした黄色の小さなキノコ、ズキンタケ。
しわしわの頭巾をかぶったような姿をしているといわれます。
雨の日にこの透明感のあるきれいな黄色を見つけるとうれしくなります!
このキノコはふれあい池周辺(ハリヨ水槽の上あたり)に多く生えています。
こちらはホウキタケの仲間。
その名の通り、細かく分岐しており、独創的な形です。
雨粒に濡れてきらきらしていました。
さいごはこちら。
地面に落ちたパン…ではなくノウタケというきのこです。
草原などに突如ポッコリあらわれる不思議なキノコで、時間がたつとしわくちゃになることから脳茸の名前がついています。
大きさは大人のこぶしを二つ並べたほど(高さ8〜10p)。とても大きいので最初はキノコと気づけないかもしれません。
若いノウタケの中身は真っ白。この状態のノウタケは食用になるんです!
このように皮をむき…
切ると…
立派な食材にむいた里芋のようです!
はんぺんのような弾力に、ほんのりじゃがバターのような香りがします。(最初はよくあるキノコっぽい香りだと思いました)
味は無味無臭といわれていますが、実際に食べたことがないので、せっかくなのでこのままおうちで調理してみたいと思います!
このように雨の日の木曽川水園には変わったきのこが目白押し!
あなたもぜひ、かさを持ってキノコ・ウォッチングに来てみてはいかが!?
※キノコの種類は非常に多岐にわたるため、名前が間違っている可能性もございます。
また食用にする際は専門家のアドバイスを受けて、知らないきのこ・怪しいきのこは食べないようにしましょう!