2015年07月07日

【河川環境楽園】キノコフェスティバル開催中?!!

こんにちは、自然発見館です!


じめじめとした雨雨が続き、すこーし気分が落ち込んでる方もいるかもしれません。

しかし、ここ木曽川水園では連日の雨にお祭り騒ぎの生き物がいる様子。


そう、キノコです!!


いま木曽川水園では右を向けばきのこ!左を向けばきのこ!上を見ても下を見てもきのこ!!!とまさにお祭り状態!
以前からキノコがたくさん生えているなぁとは思っていたのですが、梅雨時期ということもあり「まってました!」とばかりにキノコがポコポコと顔を出しています。

名前が分かりづらく、ちょっぴり馴染みのない子が多いキノコの仲間ですが、今日はその中の一部を紹介したいと思います。




まず先陣を切るのは、皆さんご存知、きくらげ
キクラゲ.jpg

実は木曽川水園や河の森などいたるところにモリモリ生えています。
雨の日や雨の次の日にはみずみずしくプルプルした姿を見ることができますが、すぐに萎れてしまい目立たなくなってしまいます。

次は真っ赤な色がキュートなトガリベニヤマタケ
トガリベニヤマタケ (1).jpg
蝋細工のように透き通った赤と、縁の黄色みがとても可愛らしい、童話に出てきそうなキノコです。
今は木曽川水園上流部垂水の沢付近で観察できます。




そして苔の上に突如現れるパンケーキこと、イグチ科のキノコ。
アワタケ (1).jpg
調べてみましたが、残念ながら名前はわからず…(アワタケっぽいです)
イグチの仲間にはポルチーニ(ヤマドリタケ)などイタリアでよく料理に用いられるキノコがあり、おいしいキノコが多いため、キノコ狩りでは人気者です。
アワタケ (3).jpg
裏はスポンジ状。これまたパンケーキのようです。
木曽川水園では梅林周辺に多く見られます。


こちらはぷりぷりした黄色の小さなキノコ、ズキンタケ
IMG_1771.jpg
しわしわの頭巾をかぶったような姿をしているといわれます。
雨の日にこの透明感のあるきれいな黄色を見つけるとうれしくなります!
このキノコはふれあい池周辺(ハリヨ水槽の上あたり)に多く生えています。




こちらはホウキタケの仲間。
ホウキタケsp.jpg
その名の通り、細かく分岐しており、独創的な形です。
雨粒に濡れてきらきらしていました。



さいごはこちら。

ノウタケ.jpg
地面に落ちたパン…ではなくノウタケというきのこです。
草原などに突如ポッコリあらわれる不思議なキノコで、時間がたつとしわくちゃになることから脳茸の名前がついています。
大きさは大人のこぶしを二つ並べたほど(高さ8〜10p)。とても大きいので最初はキノコと気づけないかもしれません。


ノウタケ (5).jpg
若いノウタケの中身は真っ白。この状態のノウタケは食用になるんです


このように皮をむき…

IMG_1801.jpg
切ると…

IMG_1803.jpg

立派な食材にぴかぴか(新しい)むいた里芋のようです!

はんぺんのような弾力に、ほんのりじゃがバターのような香りがします。(最初はよくあるキノコっぽい香りだと思いました)

味は無味無臭といわれていますが、実際に食べたことがないので、せっかくなのでこのままおうちで調理してみたいと思います!



このように雨の日の木曽川水園には変わったきのこが目白押し!
あなたもぜひ、かさを持ってキノコ・ウォッチングに来てみてはいかが!?


※キノコの種類は非常に多岐にわたるため、名前が間違っている可能性もございます。
また食用にする際は専門家のアドバイスを受けて、知らないきのこ・怪しいきのこは食べないようにしましょう!

posted by 木曽三川公園スタッフ at 20:10| 河川環境楽園 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする