こんにちは!暑い日が続き、植物や生き物も元気いっぱいの季節となってまいりました!
今回はかさだ広場より、ちょっと変わった珍しい昆虫の紹介です。
\ドン!/
トンボのような羽に、チョウのような触覚。毛むくじゃらの体は毛虫みたい…?
このへんてこな姿の虫は、その名も「キバネツノトンボ」という名前の昆虫です。
「ええ!?こんなのがトンボ?!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの虫、「トンボ」という名前を持ちながら、実はトンボとはまったく違う「アミメカゲロウ目」というアリジゴクと同じ仲間に属する昆虫なんです。
アミメカゲロウ目の中でも、ツノトンボの仲間たちの特徴は何といっても、この触覚!
マッチ棒みたいですね!
さきが真ん丸なところはチョウチョにそっくりです、ちょっぴりメルヘンな感じもします。
このキバネツノトンボですが、実は全国的に数を減らしている昆虫でもあり、岐阜県外では全部で14都県でレッドリストに掲載され、生息地や個体数の減少が危ぶまれている昆虫です。(私も見つけた時はちょっぴり驚きました!)
*レッドリストとは、日本に生息又は生育する野生生物について、生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を科学的・客観的に評価し、その結果をリストにまとめたものです。
かさだ広場にあるような、丈が低めの乾いた枯草上に産卵することが知られているので、きっとキバネツノトンボにとってはよい環境なんでしょうね!
GWごろまで、かさだ広場の周遊道路沿いにある枯草の茂みで観察できるかと思いますので、お立ち寄りの方は是非へんてこな姿を観察してみてくださいね!(おすすめは晴れの日の午前中です!)