こんにちはアクアワールド水郷パークセンターです。
先日の台風14号は、この辺りでは大きな災害は少なかったようですが、九州、四国、西日本の各地では大きな爪痕を残しました。
災害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。
吹き返しの風も強く、風も冷たく感じ、一気に秋到来といった感じです。(台風一過の9/20撮影)
台風14号が過ぎてから、一気に秋めいて風がひんやりと感じる様になりました。
気温が下がり、水温が下がってくると、いよいよ今年のオニバスも見納めの時期を迎えます。
9月下旬になりましたが、まだまだ株自体はとても元気に毎日、沢山の花を咲かせています。
まだまだ沢山の開放花やつぼみが見られます。(9/22撮影)
台風接近前の9/18には36輪、台風後の9/20には30輪、その後気温が下がってきた9/22には24輪の花(開放花)の開花が見られています。
雨が降っている日や雨の後の水位が上がっている時は、花の開きもそれほど開きません。
この後の天気によって開花が見られる時期が変わっていく事が予想されます。
(いつまで開放花がみられるかは天気やオニバスの状態、気温、水温等に左右されるため、ご覧頂く場合には早めにご覧ください。)
雨が降っている時や、水位が上がった時の開きはこのくらいです。(9/22撮影)
開花が見られるのは午前中〜お昼頃までです。
お天気やオニバスの状態が良いと、開いている花もご覧いただけます。(9/20撮影)
オニバスの開花状況につきましては、お問合せの上ご来園頂けると良いかと思います。
オニバスには、虫などが花粉を運ぶ開放花と自家受粉で種を作る閉鎖花の2種類の花を咲かせます。
オニバスの開放花が終了すると、もう一つの水中の中にある種を作る花である閉鎖花が膨らんできます。
オニバスの大切なもうひとつの花である閉鎖花です。
閉鎖花は、栗のイガの様にトゲで覆われていて開く事はありませんが、種が成熟してくると水面近くに浮き上がってきて、やがて弾けます。
弾ける時には音が聞こえる事もあり、弾けた種は黄色い膜に覆われて水面を漂い、風によって移動します。
やがて黄色い膜が腐ってとれると種は水の中に沈み、翌年以降の芽吹きを待ちます。
これからの時期には水に漂っている種もご覧いただけるかも知れません
この営みが毎年続けられている事により、絶滅危惧種であるオニバスを見る事が出来ます。
オニバスには沢山の魅力的な面がありますので、今年のオニバスを是非ご覧頂ければと思います。
園内ではヒガンバナも咲き始め、樹木の紅葉も少しづつ進んできています。
秋の雨に濡れたヒガンバナもきれいです。(9/22撮影)
樹木のてっぺんでは時折、モズの鳴き声が聞こえてきます。
ツクツクボウシやコオロギなどの虫の音も季節の移り変わりを告げている様です。(9/21撮影)
季節の変わり目のこの時期は朝夕が少しひんやりとし、日中は汗ばむ事もあります。
熱中症対策、三密を避け、こまめな手指の洗浄、健康チェックなどの感染症対策も宜しくお願い致します。
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