2021年08月29日

【パークセンター】オニバス見頃です

こんにちはアクアワールド水郷パークセンターです。

涼しくなってきたかと思いましたが、まだまだ夏が続きますね。
パークセンターではオニバスが見頃を迎えています。

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花も大きく伸びて数も少しづつ増えてきました。

オニバスは日本在来の植物で一年草です。(子供が乗っている写真で有名なパラグアイオニバスは南米産です。)
パークセンターのある海津市には今から約70年ほど前には、堀田と呼ばれる水郷地域ならではの工夫が詰まった田んぼがありました。
堀田には水路があって、その水路でオニバスは生えていて、その当時の子どもたちは水路で泳いだり遊んだりしていました。
その後の人々の暮らしの変化により、オニバスも徐々に生育場所を失ってしまいました。
環境省では絶滅危惧種U類、岐阜県では絶滅危惧種T類に指定され、岐阜県ではパークセンターでしか見る事が出来ません。
パークセンターでは平成9年より風車前のオニバス池でオニバスの保護繁殖を行っています。

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オニバスの大きな葉と青空と白い雲、風車のコントラストがパークセンターの夏の風物詩のひとつです。(手前に見えるピンクの花は盆花といわれるミソハギです。)

6月中旬にアカミミガメ等の食害に遭い葉の数が減りましたが、その後は金網などで保護しながら育成して、株は少ないものの順調に葉も大きくなって花を咲かせるまで成長しました。
7/19に今年の花が開花し、8/29には14輪咲いています。
オニバスはスイレンの仲間ですので花はそれほど大きくならず、お昼ごろくらいまで開いている花がご覧いただけます。
オニバスの特徴は、花も葉も茎もトゲがいっぱいでその姿が名前の由来になったと云われています。

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キレイな花ですが、花もトゲがいっぱいですので手を触れない様にお願い致します。

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葉っぱを突き破って花が出てくるのもオニバスならではです。

オニバスには2種類の花が咲きます。
紫色の花の開放花と、水中で種をつけるために咲く花である閉鎖花があります。
開放化は水上や水面で花が咲き、受粉もします。
閉鎖花は水中で膨らみ、開放花の様に開きませんが、種が大きくなってくると水中ではじけます。

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オニバスの開放花です。花の横にある黄色い丸いものが弾けたばかりの種です。

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閉鎖花はクリの様にトゲトゲで中には種が詰まっています。

オニバスの花は、午後にはいったん閉じますが2〜3日は開いたり閉じたりを繰り返して花が終わると沈みます。
涼しくなってきて雨が当たったり、花が水没すると咲かなくなってしまいます。
花数や花の状態も日に日に変化していきますので、お早めにご覧ください。


園内で聞こえるセミの鳴き声も段々少なくなってきています。
園内の体験堀田ではヒガンバナが咲き始め、稲穂が実ってきました。

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秋の実りの季節に向けて準備も進んでいるのだなと感じます。

現在東海三県下では、緊急事態宣言が発令されています。
お越しの際には、熱中症対策、日々の健康チェック、手指のこまめな洗浄、密を避けて、マスク着用等の感染症対策をお願い致します。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、木曽三川公園の各拠点ではイベントの中止、施設利用の中止等の対策を行っておりますので
詳しくは木曽三川公園のHPをご覧ください。

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posted by 木曽三川公園スタッフ at 11:06| パークセンター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする